2012年10月15日 11:09
雑貨に美学を求めた言葉です。雑貨が踊り出してきました。これまで暮らしを支えた数々の商品、いわばメインとなる道具は、雑貨に支えられてきました。その雑貨そのものの目線が上がり、テーマ性を持つようになりました。すると、その範疇を凌駕していき、新しい道具という革新を生み出していきます。逆に、専門性の高い商品が目線を落としていくという現象にも通じてきます。例えば、プロ使用だった一眼レフカメラが、日常生活に落とし込まれていった結果、ミラーレスカメラという新しい価値が創出されました。日本の技術が多く盛り込まれた商品が日常生活に溶け込んでいくと、そこに新しい価値の潮流が表れてきます。これはビジネスにおいても同様です。会社を支えてきたメインビジネスの補佐役として存在していたサブビジネス。ここの目線を高めていけば、きっとメインビジネスにも、その波及効果が見えてくるはずです。