情報発信のポイントを表した言葉です。意志の疎通の8割が視覚によるものです。それは、学生時代に特徴ある先生の身振りは覚えていても具体的に何を発言していたのかなど忘れてしまうように、プレゼンターのしゃべり方、表情、そして内容にユーモアや笑いが盛り込まれているか、が高い印象を与えます。情報化社会と呼ばれて久しい中、手軽にあらゆる情報を受信できるようになりました。そのかき集められた情報を一つずつ発信しても、おそらく１割程度しか相手には届いていないことでしょう。膨大な情報の中から何を伝えたいのかを明確にして、その象徴的な絵札、字札や体験を用いて、伝達する。絞り込んで発信することです。商品においても受信能力を飛躍的に高めて、商品開発に多機能型を搭載するよりもむしろ、商品という発信ツールにおいても絞り込んでいくことが顧客にもっとも浸透するということをここで認識しておきたい。