2012年12月 6日 16:18
こんにちは。イマジナス編集部のRです。
今日は、12月3日発売のイマジナスの編集会議に上がった情報の中から、イマジナス本誌に掲載できなかったものをご紹介します。
情報元は『フィガロ』2013年1月号。
フォトグラファー、シトウレイさんのコラムです。
原宿のセレクトショップ「ヴット ベルリン」は、定期的にお店の一区画を開放し、東京ストリートブランドのファッションショーを行っている。
ファッションキッズたちが集まるショーの会場は、見ると同時に見られる空間。
いつもは静かなお店の前の道が、とびきりのおしゃれをしたたくさんの人で埋め尽くされていた。
「ヴット ベルリン」ディレクターのヤンさんは、パリから東京にやってきた。
彼は次のように話す。
「日本に初めてきたとき、すごく驚いた。ストリートで人々がファッションを着ていたから。パリはファッションを作るけど、誰も着ていない。作るだけで着る人のいない場所にいたくなかったから日本に来たんだ」
――この情報の報告を受け、谷口正和がいいました。
「パリの街にルイ・ヴィトンの鞄を持ったフランス人は歩いていない。文化が成熟して一周すると、起こりうる現象だ。いずれ“車は作るが、道を走っていない”という日本社会が来るかもしれないな」