2013年2月 4日 09:45
そう言えばそういう気がする。そんな感じがする。物理的検証を求めた工業社会から、心理的効果を優先する高度情報社会へ、「気がする効果」の時代へ。情報の最大の特徴は、人々の気付きを高め、その行動を変えることにあります。心理的気付きを何にでも感じてしまう現代の顧客は、とても心理的にはまりやすい顧客であると言えましょう。「気がする効果」にはまれば、そこに巨大な「気がする」市場が生まれます。心理的気付きがもたらす「心のクセ」。そのちょっとした「心のクセ」の連鎖が市場や社会を一変させてしまいます。ですから、物理的効果だけを訴求しても効果は薄く、心理的納得を重視したほうが、より高い効果が見込める時代なのです。日本人は古代からの八百万信仰にも見られるとおり、あらゆるものに気を感じ、神がそこにいるような気がする、ご利益あらたかなような気がするという「気がする効果」民族です。