世界は今、言葉から視覚に訴えるというビジュアライゼーションに注目しています。美しく視覚に訴えていこうという感性美学の潮流です。グローバリゼーションをリードする言語が視覚化され、ビジュアライゼーションが顕在化してきました。感性型の対話は、デザインの領域を超えて、都市の中に拡大し続けていきます。もうすでに都市もビジュアルシティ化していることを念頭においていかなければなりません。ショッピングモールに使われる言語にも、文化や個性を帯同させたビジュアライゼーションの導入によって、バリアフリー化を加速させ、選ばれる理由を強化させていかなければなりません。そうして住みたい、暮らしたい、そして、訪れたいと思えるような美しさを表現していきましょう。存在を世界言語を駆使して、輝かせる。視覚化されたトータルで、情報を感受させていく社会が、すでに到来していることをここに確認しておきたい。