生活者の求める美意識が高まり、生き方にすら美しさが問われる時代となりました。「花とカフェ」は、それをシンボリックに表した言葉です。容姿の美しさから、心の内面の美しさへと移り変わり、そして今、暮らし・実生活の美しさにまで辿り着き、生活者の最も重要な価値観として躍り出てきたのです。つまり、素敵な時間をもうけていこうとする美意識が生活者の中で顕在化したということです。美は、単なるアートや美容などの技術的な面だけでもなく、ライフスタイルにおける一つのパーツとして存在するようになりました。まさに人生美学です。今後は、職務ですら、暮らしと切り離さず、遊びや学びが総和している体験ができることを素敵な人生だと認識し、ライフスタイル・ビューティという概念が広がっていくことでしょう。そして生活者の欲求に応える素敵な時間が体験できるプログラムを稼動させていく。今後求められる、生活者ニーズの軸においておきたい。