重層させたシティプログラムが持つ魅力を表しています。グランフロント大阪の開業で、大阪梅田は日本一の商業集積エリアとなり、ショッピングテーマパークとなりました。これは個性をどのように高めるかというネクストモデルまでをも示唆しています。ロングステイ型を連動させ、宿泊施設も集まり、他にない限定性と直結したメディア性を生んでいます。まさに多彩な情報が重なり合い、クロスビジネスとなった姿といえます。都市は話題の提供者でなければなりません。これまでの区分けされた合理主義、機能主義によるエリアマネジメントは、配置によるマネジメントを主軸に置いていました。しかし、人は楽しい時間の過ごし方を欲しています。レストランフロアを横軸にして、さらに高みや深みが、都市の高いダイバシティ・メニューとして表出されなければなりません。シティインシティが、マルチレイヤーを引き連れ、魅力となることを確認したい。