2013年7月10日 18:54
「新興国のBRICsの中でも手堅い成長を維持するブラジル。2005年から2011年の間に4000万人以上が新たに中間層となった。総数は1億300万人で、全人口の53%を占める」
IMAGINAS分析会議でこのようなNewsweekからの事例が取り上げられ、谷口は以下のようにコメント。
「中間層が全て引っ張っていくわけだな。中間が膨張している」
国家が経済発展を遂げる過渡期に中間所得層が増加する現象はかつてはいわゆる「1億総中流時代」の日本でも見られた。ただし、厚生労働省の調査によると1997年以降は年収299万円以下の層と1500万円以上の層が増加する一方で300〜1499万円の層は減少しており、格差が広がっているという。
冒頭に挙げた事例は、かつての日本にあった勢いが今のブラジルにあるという事を示しているのだろうか。1960年代の日本がそこにある。『3丁目の夕日』ではないが、活気ある中間層が国全体を牽引して駆け上がっていくかつての日本のように右肩上がりの市場が地球の裏側にあるという事の魅力をここで確認しておきたい。
「新興国のBRICsの中でも手堅い成長を維持するブラジル。2005年から2011年の間に4000万人以上が新たに中間層となった。総数は1億300万人で、全人口の53%を占める」
IMAGINAS分析会議でこのようなNewsweekからの事例が取り上げられ、谷口は以下のようにコメント。
「中間層が全て引っ張っていくわけだな。中間が膨張している」
国家が経済発展を遂げる過渡期に中間所得層が増加する現象はかつてはいわゆる「1億総中流時代」の日本でも見られた。ただし、厚生労働省の調査によると1997年以降は年収299万円以下の層と1500万円以上の層が増加する一方で300〜1499万円の層は減少しており、格差が広がっているという。
冒頭に挙げた事例は、かつての日本にあった勢いが今のブラジルにあるという事を示しているのだろうか。1960年代の日本がそこにある。『3丁目の夕日』ではないが、活気ある中間層が国全体を牽引して駆け上がっていくかつての日本のように右肩上がりの市場が地球の裏側にあるという事の魅力をここで確認しておきたい。