2013年8月26日 10:12
生活者自身に高い感性が備わり、今のように文化が先行し、経済が後から付いて来るとう市場が構築されました。そこで、生活者は、高度な目利きの技術を体得しているということに気付かなければなりません。こうして出来上がったコミュニティは、リテールの細部まで理解している集団だと認識しましょう。それらが次々に生活の中に落としこまれている今、工芸村として立脚していく日もそう遠くはないはずです。北欧をはじめ、デザインセンスは、あがない続けてきた中から生まれてきました。そうして村からデザインカントリーという概念へと拡大していきました。遅れをとりながらも、日本社会もようやく工芸立国となった今、生活者は、安心が保障された中で幸福を感受していくことでしょう。丁寧で細やかな感性を重視した未来に対する狙いが、日常の幸福を生み出していくという気付きを持ってもらいたい。