話題性はジグザグに左右上下を行ったり来たりして大きく移動を続けます。情報社会は何かに向かって一直線に向かっていくという事はありません。何かに注目が集中しすぎればそれは急速に古いものとなっていき、その反動が生まれます。デジタルに行き過ぎればアナログに向かい、アナログが行き過ぎればデジタルに向かう。このような構造の中でフレキシビリティや話題の生産性を力にしようと思えば、新しいことを常にやっていく必要があります。昔成功した方法をもう一度繰り返しても市場は既に逆側を向いており失敗してしまう。右と左を区別するのではなく、右も左も無い。あるいは右も左も心得る。これが中間を本流として歩いていくメディア社会の特徴なのです。マーケットは絶えず新たな興味喚起の方向を探している。我々は常に鮮度の高い方へと向かいながら小さなトライアルを繰り返していく事が重要です。