2014年1月27日 09:52
これは生活者の暮らしを預かっているということを説いた言葉です。提供者が生活者に寄り添うということは、衣食住にとどまりません。例えば、病院の地域医療の発想は生涯の健康を預かっています。この発想で、美容においても一瞬の美しさのみならず、生涯の美を預かっているという認識が必要です。この自覚がプロフェッショナリティを高めていきます。職業一つとっても、何を預かっているのかをキーにして真摯に取り組んでいくことが求められます。それがやがて市場構造を転換していく大きな潮流となって社会を変えていきます。そのため、五輪開催についても世界から五輪を預かっている思想を持って東京は臨んでいく必要があります。その前段となる都知事選の動向も、東京自体をいったい誰が預かるのがふさわしいかを判断することになります。提供者の論理から脱却し、預かりの思想を持つことが重要になってくることでしょう。