2014年2月21日 18:41
「安楽死を認めているベルギーの下院議員は13日、年齢制限をなくす法制法案を賛成多数で可決した。現在は18歳以上で患者の自発的な判断があった上で耐え難い苦痛があることが条件。今後は低年齢の子供も対象になる」
2月14日の日経新聞から以上の事例が今週のIMAGINASの分析会議で報告された。
「年齢制限無しの社会。様々なもののボーダーが取り払われているが、これもその一環として捉えることができるな」
と谷口はコメント。
安楽死というのは非常にデリケートな問題だが、その是非の年齢制限が取り払われた。
それは谷口が常々主張している「老若男女を分けない時代」というキーワードともリンクしている。
スイス、オランダ、アメリカの幾つかの州でも安楽死を合法化しているが、いずれも年齢制限があり子供も対象に含める法律はベルギーが世界初となる。
尊厳死・安楽死は生きている限りは誰もが直面する可能性のあるテーマ。
道徳上・宗教上の問題もあり、ベルギーでは「子供に冷静な判断ができるのか」という議論も起こっているそうだが、顛末を見守りたい。