地球社会の到来によって新たに表出した個性の主張を表した言葉です。高度情報社会やグローバリズムなどの全体主義の世界で埋没しないため、世界各地で独自に課題を解決していきたいという要望軸を生み出しました。地域間による摩擦が個を際立たせ、世界とネットワークする動きとなっています。その主張は、まさに地球社会における個としてのアイデンティティの確立を意味しています。他者に依存しない姿は、多様性の中における反転軸となって顕在化していきます。一方で、それは「共通と差異」という相矛盾する概念を生み出しています。構想力は自由性、自発性の中にこそ存在します。その両者を鑑み、活性軸をもって規制緩和を進めていく対応が求められます。世界各地で価値の成熟化が進展する中、地球社会におけるこれからのビジョンも欠かせないエネルギーのコアとして、多彩な自立の姿というシナリオをみておく必要があることを認識しておきたい。