変化に対して主体的に行動し作り手側にシフトする柔軟さの必要性を説いています。それが継続性を生み出します。世界では200 年以上続く会社は5586 社あり、そのうち3146社が日本企業だといわれています。その本質は、外圧からの影響に柔軟に対応できる適応力にあります。日本は、気候風土として集中豪雨や大地震など自然災害が頻繁に発生している中、その脅威に抗うのではなく、畏敬の念をもって調和を重んじてきた日本人気質ならではの特質といえるでしょう。それは日本人の感性であり、世界の最長寿国という結果も必然だったといえるでしょう。それらを暮らしに置き換えた時、享受する側から生み出す側への転換が新しいライフスタイルシフトともつながってくるのではないでしょうか。それが、今後、すべてクオリティオブライフへと直結していくはずです。新しい時代を切り抜けるためにも、重要な認識論として心にとどめておきたい。