今週のIMAGINASではJ-cast Newsから以下の事例が報告。
「東京の部品メーカー島野製作所はアップルに対し特許侵害を主張。島野はアップルの発注により新製品用のピンを開発。増産を何度も求められて量産体制をとる。ところがアップルは約半年後に突然、発注量を半減させた。このときアップルは別のサプライヤーにピンを製造させており、しかも島野の特許権を侵害していたというのだ。取引再開の条件として、アップルは値下げを要求。
しかも、既にアップルが購入していたピンの代金についても、値下げ分との差額を支払えと求めてきた。
もしもアップルが島野の技術を盗み、その情報を他社に流して製品を安くつくらせていたとすれば不正も甚だしい」
この記事に対し、谷口は以下のようにコメント。
「特許侵害裁判。しかし米国企業は莫大な金額を弁護団に投資している。この戦いは厳しい」
アップルの「下請けいじめ」が加速し始めたのはCEOがティム・クックに交代してからだといわれています。
彼がゲイであることをカミングアウトし、
「世界的に有名な企業のCEOである私がゲイであることを公表することが、マイノリティにとっての助けとなれば」
と述べたのはごく最近。
本人の嗜好とビジネスマンとしての顔はまったく別であるのは当然ですが、
「自分がゲイであるために、マイノリティの人々を理解することができる」
と言っていた人が率先してやっていることがこれかと思うと偽善の臭いを感じざるをえませんね。
ましてや、すでに購入した部品の代金を値下げさせ、その分の差額を払えなどという言い分は目に余ります。
今政府は技術立国日本を復活させようと理系教育に力を注ごうとしています。
しかしグローバル企業によってその技術が搾取されてしまえば技術の意味がなくなってしまう。島野製作所の勇気ある訴えを見守りたいと思います。