2015年1月16日 12:29
今週のIMAGINAS分析会議ではダイヤモンドから以下の事例が報告されました。
「「双11(11が2つ並ぶの意)」と呼ばれるネット販売の大セールが行われた11月11日。
アリババが運営するショッピングモールサイトのTモールだけで約1兆円を売り上げたが、その裏側のもう1つの衝撃の事実がある。それは異常な返品率。
日本だと2~3%に過ぎない返品率が、7.4%から多いところでは64.1%。
返品の原因は主に、品質問題、商品の未到着、買い手の理由なき返品の3つ。
返品率が急上昇している原因の1つが、返品料保険の存在。買い手が発注時に0.5~1元を支払えば、商品を返品交換する送料が保険でカバーされる仕組み。返品率を押し上げる原因に。」
谷口は以下のようにコメント。
「中国異常返品率。新しい経済が成長している時期には必ず混乱が起きる。中国は今伸び盛りであることの証拠ともいえるな」
事例に出てきた「返品保険」という保険商品。
買っては見たものの実物が届いたらイメージと全く違ったということがつき物のネットショッピングでは必需かもしれません。
しかし、「返品 保険」で検索をしてみても一番にヒットするのは中国で返品保険の利用が急増しているという記事。
日本では各会社が個別で返品の際の送料を負担するかどうか決めているようで、中国のように返品の保険を一括で請け負っているサービスは無いようです。
そもそもの返品率があまり高くない日本ですが、ECサイトの存在感がますます強くなってきた昨今、返品ということに焦点をあてたサービスは何らかの形で求められているのかもしれませんね。