2015年3月 2日 09:38
格差社会における根源にある要因を表した言葉です。格差を表す指標として、一般的に所得の差が用いられ、経済的な側面から原因と結果が証明されてきました。経済活動を個人単位に落とし込んでいけば、「消費」につながります。情報の有無によって、人は行動に移します。素敵な話、興味深い話であれば、それがきっかけとなって消費へとつながる。つまり、格差を生み出す要因は、情報に起因しているといっても過言ではありません。さらに、高度情報社会の流れは、生活者一人ひとりの情報受信能力が飛躍的に高まっています。ワンランク上にある生活者の興味軸をしっかりとキャッチアップしていくためにも、われわれにも情報の戦略化が求められるようになったのです。そのためにも、構想のある戦略的な情報発信を心がけましょう。その原点にも情報は不可欠です。あえていえば、生活者、提供者の両者が情報を交換し合い、消費行動を喚起していかなければならない時代に突入したのです。昨今の格差の是正を求める声が相次いでとどろいている中、市場が今、どのような構造になって稼働しているのかをしっかりと見極めていきましょう。