未来を構想した学習の場が求められていることを説いた言葉です。これは教育機関だけではなく、企業内においても学びの場が必要であることを意味しています。刻々と進化し続ける社会において、昨日の風景ですら、過去のものとなっています。これまで果敢に課題に取り組み、解決へと導いてきました。そして業界という共同解決のシナリオが構築されていきました。しかし、時間の流れは、その組織化された集団の概念すら次々と打ち砕いていきます。過去の成功体験に胡坐をかいていると、いずれ社会から淘汰されてしまいます。今も昔も社会を創り上げているのは常に人です。われわれは社会の変化を戦略的に受け入れながら数十年後、社会がどのような姿となっているかをしっかりと見据え、課題と解決を提示していかなければなりません。これからは、あなた自身が描く未来へのシナリオが指し示す向きに即した人を育てる場を設けていきましょう。それが次なる社会を具現化し、生活者一人ひとりの中に内在する潜在的な意識を誘発していきます。未来を創りだすには、未来を育む学校が必要であることを確認しておきたい。