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2015年6月12日 17:12

今週のIMAGINASでは以下の事例が日経ビジネスから発表されました。

 

「報告書や企画書、提案書など資料作りは悩みの種。 人を納得させる資料を作る方法をソフトバンクの孫正義社長の「カバン持ち」を務めた現ジャパン・フラッグシップ・プロジェクト社長三木雄信に聞いた。

 

「孫社長にプレゼンできる時間は限られる。社員が手渡した資料を10秒ほど眺めて判断していた。10秒で納得させる為に数字は必須だ。正しい数字を見ていれば、正しい判断ができるというのが孫社長の基本思想。ビジネス上の本質は数字に表れ、それを掴むのに数字入りの資料は不可欠。」

 

「10秒判断。数字のみで直感的に下す判断の重要性だな」とコメント。

 

孫正義社長は数字を好むのと同時に、ビジョンを語るプレゼンの名手であることが知られていますが、それも数字の裏づけがあってこそなのでしょう。

 

反対に、数字ではなく情緒的な言葉にのみ訴えてくる企業が最近では「ポエム系企業」と揶揄されています。

簡単に言えば、夢・仲間・希望などの言葉と根性・気合い・情熱などの精神を頼りに具体性の希薄な「ビジネスモデルらしきもの」を完遂しようとする企業のこと。

往々にしてブラック企業であることが多いです。

 

とは言え、最近の閉塞した社会状況の中、社員にやる気を何とか出させようとポエム化している企業は密かに増えているそう。

 

そう言われてみれば、スティーブン・ジョブズや孫正義氏は意識の高いビジネスパーソンの方々の尊敬の的ですが、彼らの理念や理想・人柄・エピソードなどはSNSなどで広く流布されつつも、具体的で数値的な分析が一切なされていないそれら。

ひょっとすると日本全体がポエム化しているのかと勘ぐってしまいますね。