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2015年7月 2日 20:00

今週のIMAGINAS分析会議では朝日新聞から以下の事例が発表されました。

 

「子どもたちに本に親しんでもらおうと、自分が読んだ本のタイトルや貸出日を記録できる「通帳」や「手帳」を配る図書館が増えている。

大阪府、山口県、埼玉県などで広がっており、子どもの頃に好きだった本の記録は大きな財産になる」

 

谷口は以下のようにコメント。

 

「ライブラリーダイアリー。自分の読書記録が残せたら嬉しいものだよ。凝ったダイアリーにしてみたり、色々な応用も考えられる」

 

今でこそ図書館はICカードで全て管理されていますが、

かつての図書カードは巻末に利用者の名前が手書きで記載され、本毎に自分の記録が残ったものでした。

そう考えると事例のような試みは、図書館から失われたものをもう一度再生させようとする試みなのかもしれません。

 

とは言え、それらはあくまで借りた本にバラバラに点在する記録でありまとまった記録が自分の手元に残るわけではありませんでした。

大人でも読書の記録が欲しいがために自分で読書ノートをつくったり書評・感想ブログを解説している人もいるほど。

 

子どもたちにとって自らの知の系譜は貴重なもの。

将来、彼らが悩んだり自分と向き合わなければならないときにそのノートを紐解けば大きな助けになるのではないでしょうか。