2015年8月 3日 10:17
時代のパラダイムシフトに順応する上で必要な認識を説いた言葉です。新国立競技場の問題は、今後、東京がどのような未来像を描いているのかという部分にまで派生する問題です。果たして新国立競技場は、われわれにとって優良なものとなるのでしょうか。一方で、世界は優れた日本の美意識に注目し、東アジア諸国における拠点としても期待が高まってきています。これは、ようやく足元にある財を立て直し、新しい価値を生み出すことに気づき、社会全体が転換していくきっかけとなっています。まさに都市の魅力は、ハードではなく、ソフトにあることを如実に表しています。量から質への転換が叫ばれて久しい中、流通業界においても物売りからの脱却に着手し始めました。そして、ようやく社会価値の方向性が見えてきたようです。地域社会を経営するという立ち位置ですべての課題を見つめ直し、前例を覆し続けていく。このスタンスでいることで商品がブランド品だけではなく、ゼロベースで見直された厳選・圧縮した物となって店頭に彩りを与えてくれます。世界に通用することを考えた時、これが将来を展望する大事な要素となるのである。