都市で働く人たちに高いプロ意識を再編していくことを説いた言葉です。自主自立の精神をもって世界に打って出て行く様は、まさしくアスリートの姿を彷彿とさせます。グローバル化が進行する中、企業に依存した軟弱な精神力を鍛えなおし、あらゆる場面でも臨機応変に対応できる能力を磨きあげていくことが不可欠です。こういう精神力を持つことで、新しいプロフェッショナリティの姿が浮かび上がってきます。その根底にある社会貢献の着眼がポテンシャルを高め、よりハイクラスの境地へと引き上げていきます。これまでの視野の狭い、井の中の蛙のような島国特有の選民思想を投げ打って、国際社会できちんと力を発揮していかなければなりません。そこには、公開された社会力を発揮する、まさに世界の中でジャッジされるアスリートのような精神が求められます。この対世界という競争力を磨き上げるにはアスリートとして自立していく必要があります。その本質は、強い思いと敏捷性。この2 つが大差をつける時代です。生涯をかけて、得意領域を磨いた生き方を持って世界と対峙する。その哲学を大切にしておきたい。