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2015年12月11日 17:51

今週のIMAGINAS分析会議では以下の事例が週刊ダイヤモンドから報告されました。

 

「代官山のスプリングバレーブルワリーは、4月の開店以来18万人が訪れたクラフトビール店。

仕掛け人の和田徹は端麗、氷結など、成功したキリンの新規事業にことごとく関わるマーケター。

 

ビールの魅力・面白さが伝わっていない一方で、ビールが一番素敵なお酒になれるポテンシャルはあると確信し、量販タイプのビールではなくクラフトビールを直接体験してもらう新しいマーケティングが必要だと考えスプリングバレーブルワリーを開店。

 

定番ビールの1つである「496」は開発に一年以上をかけ、料理も一品一品作りこんでいる。

現在、目標を大きく上回る来店者数を達成し、初年度は30万人の来店を目指す。ビールが1番かっこよくておいしいお酒であるとビールの「ルネッサンス」を起こす」

 

「クラフトビールメニュー。最近はビール離れも進んでいるので新しい仕掛けが必要ということ」と谷口はコメント。

 

ビール業界はやはり減少傾向。十年ほど前から発売されているノンアルコールビールも、定番商品として認知はされているものこちらも伸び悩み。

最近は第3のビールにまで酒税がかかるかもしれないという話もあり、ビール離れとのダブルパンチで厳しい状態が続いているようです。

 

事例にある代官山スプリングバレーブルワリーはクラフトビールに拘ったお店。

最近はクラフトビールがブームの兆しを見せており、酒類店などに行くとその地域のクラフトビールがよくおかれています。クラフトビール

ビールの国と言えばドイツですが、実はドイツではクラフトビールこそが主流。

醸造所の数こそ沢山あるものの、日本でいうキリンやアサヒ、サントリーなど大企業がないためそれぞれの地域でそれぞれの醸造所が造ったビールを飲むというのが当たり前だそうです。

 

クラフトビール以外にも、地酒がよく持てはやされていますが要するに両方ともインディーズということですね。

広範囲に流通している最大公約数的な商品ではなく、小規模なメーカーの特色を生活者がそれぞれにチョイスするという動きはお酒だけではなく身の回りにある様々な商品における近年のトレンドだと思いますが、ビールにおいてもこの流れが本格化してきたということでしょうか。