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2016年1月 5日 09:26

市場を作り出す「創客力」を表した言葉です。臨界点に達したとき、新たな市場が生み出されていきます。先鋭的な手法にマーケットは追随していきます。その後、全体が類似していき、選ばれる理由の強化として価格競争が始まるのです。そして過当競争の結果、疲弊した業態が解体を余儀なくされていきます。この流れに対して、知恵を与えることでイノベーションが巻き起こります。エンタメ× 食の回転寿司をはじめ、ライフスタイル×書店などのようにさまざまなコラボレーションによって「創客」が行われています。しかし、これらもいずれ過当競争が始まり、終焉を迎えることでしょう。この自明の理とも言えるマーケット原理においては、最も難敵ともいえるのが、変化を嫌う体質です。この体質から脱皮しなければなりません。新しい課題に対処するという原点回帰し、生活者のニーズに最大限傾注していく。この課題解決こそ、クリエイションが果たすべき役割だといえるでしょう。この限界に達したことに可能性を見出し、チャンスに変えていけるか。ここをしっかりと掴み取り、着眼、着想を膨らませていきましょう。