今週のIMAGINAS分析会議ではダイヤモンド1月9日号から以下の事例が報告されました。
「中国人はインターネットを利用して個人輸入の形での爆買いも可能。越境ECというスキーム。
消費者目線で観れば輸入に際しての税率が低く設定されているため魅力的だが、一般貿易で輸入している業者は不公平を感じており、税の引き上げを求める声。
国内産業に打撃を与え、税収減に繫がるとして政府も問題視。
間もなく個人輸入規制が導入されるといううわさがある。実際に昨夏以降、海外から中国に送られた宅配便の通関検査が厳格化。
中国企業でも越境ECブームに乗った企業は多いが、過当競争に耐えかねて早くも離脱者が出ている。
今後の政策次第では意外とこのブームが早く終息する可能性もあり、だとすれば今はもう終盤戦になっていることになる。中国ビジネスの動きの早さを思い知らされる」
谷口は「中国消費急速変化。急速に上がってきたものは急速に衰える。中国人の爆買いが一気に廃れても不思議ではない」
とコメント。
中国ビジネスの動きは恐ろしいほどの早さで変転していきます。
それを映すかのように、中国市場の不安定と原油安に影響されて日経平均株価は1月4日以来下落に継ぐ下落で、1月15日現在は1万7147円という三ヵ月半ぶりの安値。
こうまで世界市場がグローバル化してしまえば中国国内の変化は次の日の朝には地球を一周して日本に到達します。
もうそろそろ中国では春節の次期。
去年のこの時期から中国人の「爆買い」が話題になりましたが、
同じような需要を見越して蓋を開けてみると中身はサッパリ……なんてことも、今の中国の変化の速度ならありえるかもしれません。