2016年2月 5日 16:56
未来とは共感によって連鎖した理想像が具現化したものです。希代のスター、デビッド・ボウイが亡くなりました。スターとは、時代ごとの欲望を映し出す鏡です。その写し鏡だったスターのように未来も欲望のベクトルに向かって構築されていきます。物を欲していた時代も、物が飽和した瞬間、質への転換が叫ばれ始めたように時代の潮流は新たな志向を持って動いていきます。つまり、未来は存在しないものから想起されるものではなく、日常の幸福を追求した延長線上に存在しているということです。この日常の中にある暮らしを丁寧なものへと高めていくことが未来への道しるべとなるのです。そのためにも、足元にある価値をきちんと整理し、欲望のままに豊かな暮らしをあなた自身の暮らしから実現していかなければなりません。その認識からすれば、日本の美意識への回帰や歴史文化への回帰も、より意味深いものとなることでしょう。あなたの事業そのものも生活者の欲望と連鎖していることをもう一度、改めて見つめなおしておきましょう。そこから見えて来る事業こそ、未来へとつながるビジネスとなりうることでしょう。