2016年3月28日 08:58
都市間をつなぐ中間の地点には多くの“財” が蓄えられています。二者の価値が融合しあう場所は、まさしく足元に多くの魅力が存在しています。しかしながら、都市化の進展に伴い、過疎化や高齢化の問題が浮き彫りになっていることが際立ち、その魅力が忘れ去られてしまいそうになっています。もう一度、中間にある価値を見つめなおしていきましょう。今、ようやくすでにある財を活かすために、クリエイターたちによる新しいライフスタイル選定が進められています。その価値が顕在化してきた要因は、結局、自らが作り手となり、家庭菜園や雑貨を創作していく生活者自身の高い気付きによるものです。貨幣経済の破綻から、自主自立の精神が強化され、自由に素敵な仲間たちと過ごす共生の村は、これまでにない恵みを与えてくれています。価値の狭間にこそ、新しい価値が生まれています。今後、そういった認識の広がりから、あらゆる国境のまちはますます地球社会に根ざしたコンセプトタウンとして力強いメッセージを発信されていくことでしょう。地方の新しい可能性に期待したい。