今週のIMAGINASでは、Gigazineから以下の事例が発表されました。
「多くのウェブコンテンツが広告収入で成り立っていることから、「広告ブロック機能はウェブコンテンツ制作者の収益を横取りしている」「広告収入が奪われれば質の高いコンテンツを作るのは不可能になってしまう」という意見もあり、その是非を問う声が高まっています。そんな中、アメリカの大手新聞社The New York Times(ニューヨーク・タイムズ)のトップが「ウェブ版の紙面を広告ブロック利用者は閲覧できなくする可能性」を示唆して話題になっていましたが、ついに「広告ブロック・ブロック」テストの導入が始まったようです。」
谷口は「アド・ブロックのジレンマ。広告というものは提供者の論理であり、生活者が嫌がるのは自然な流れだな」
これは広告というものが常々抱えてきた問題がついにインターネット上でここまで表面化したのか、という感じです。
番組中に挿入されるテレビCMだけを飛ばして録画する機能のあるレコーダーも開発されていたことから分かるように、テレビCMに関しても、煩わしがる人が多いのは周知の通りです。
とは言え、それらの機能を持ったレコーダーが一斉に生産中止になるなど、CMを巡る力学はなかなか複雑なようです。
収入源であるCMを飛ばされてしまうような機能を持った製品を作っている会社のCMを流すということは、テレビ局的には考えられないでしょうから。
さて、今回はWEBで同じような問題が表面化した訳ですが、WEBコンテンツの画面にチラつくバナー広告を不快に感じる方も多々いらっしゃるのは自然なことです。
また、最近はクリックを誘発させるような過激で感情を逆撫でするようなバナー広告なども多く、それらを非表示にする機能が支持されているのも頷けることです。
インターネットはテレビとは違い、「嫌ならば見ない」という選択肢が多いので、今後更に多方面へこの問題は広がっていくのではないでしょうか。