今週のIMAGINASは以下の事例がYahoo!ニュースから発表されました。
『日本レコード協会が2016年3月に発表した「音楽メディアユーザー実態調査」の最新版となる2015年度版。有効回答数は2014。それによると、
それによると、2015年は「有料音楽離れ」だけでなく「音楽離れ」が進んでいる。2013年には全く音楽を聴かない無関心層が17.4%だったのに対し、2015年には34.6%で倍。
特に、中堅層以降の音楽離れが一気に加速した感がある。
「無関心(曲聴かず)」は音楽そのものへの興味関心が薄れてしまっている層であり、音楽業界にとってこの層の増加は非常に由々しき事態に違いない。2015年では40代以降は4割台がこの層に該当しており、ほぼ同率の値を示している。さらに何らかの形で能動的に曲を聴いている層でも、歳が上になるに連れて「有料聴取」は減り、「無関心(無料・既知曲)」が増えている。
人口構成比を考慮すると音楽業界においては今後、この層への方策が強く求められるのかもしれない』
谷口は「音楽離れ加速。生活者のライフスタイルを新たに研究しなおす必要がある」とコメント。
CDというメディア自体は80年代前半に日本で発売され、90年代から00年代初頭にかけて全盛期を迎えます。
オリコン上位はミリオンヒットが当たり前だった90年代後半に比べると、今や3000枚程度の自社買いでオリコン上位を狙えるという惨憺たる有様。
時代の象徴のように思われていたCDも、かつてカセットやレコードが辿ったのと同じような道程を辿るようですね。
しかし、CDが売れないのはダウンロードやYoutubeによる無料試聴層が増えたからだという意見が以前は主流でしたが、そもそも音楽を聴かないという層が34%にまで達していたとは驚きです。
それだけ趣味が多様化して1つの文化やコンテンツを皆が共有するということが減ったということでしょうか。今後の音楽業界の戦略を注視したいところです。