2016年5月16日 08:54
革新には、代償がつきものです。時には、それが甚大なリスクとなり、すべてを失ってしまうことも考えられます。しかし、失ったからこそ、獲得できるものがあります。それが未来チャンスです。変化を拒み続けていくと、たとえ成功したとしても、そこには成長はありません。新しい未来を掴み取るため、学習という高い気づきが次に生かせるゆとりを作っていくことが大切になってきます。決して同じ失敗を繰りかえさないという着想が暗黙知となって方法論となっていきます。つまり、ポジティブな学習ばかりを追いかけるのではなく、逆説的にネガティブな状況下だからこそ、気づくこともあるはずです。とくに日常という幸福な時間は、震災などの日常が奪われた時に、改めて気づかされるものです。復興が進む今こそ、丁寧に丹念に自分らしく生きることを問いかけていかなければなりません。素敵な朝を迎える幸せな光景を家族や地域という小さな単位で描いていき、その風景を持続させる術を考えて生きましょう。これまでの潮流とは違った新しい社会のエンジンとなる、そのナチュラルエナジーを大事にしたい。