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2016年5月27日 10:23

今週のIMAGINASでは以下の事例が日刊サイゾーから報告されました。

 

「神戸連続児童殺傷事件を起こした「少年A」、西鉄バスジャック事件の「ネオむぎ茶」、そして、土浦連続殺傷事件の金川真大、秋葉原事件の加藤智大。

日本の犯罪史上に深く刻み込まれたこれらの事件の犯人たちは、1982~83年にかけて生まれた同世代だ。

そんな世代の特徴を、時代的な背景から浮き彫りにしたのが、83年生まれの佐藤喬氏による著作『1982 名前のない世代』)だ。

世代論には距離を置き、少年Aや、秋葉原事件の加藤智大、西鉄バスジャック事件のネオ麦茶などの犯罪者は、あくまでも特殊例としながら、同世代としては、彼らに対してある種の共感も覚えると著者。

 

谷口は「名前のない世代。世代論はあんまり良くないが、社会論としては面白い」とコメント。

 

1982年は最後の氷河期世代でもあり、

本書の著者も言っているように、世代論で十把一絡げに大勢を語るのはナンセンスですが、あくまでもある一定の見立てが可能と見なす程度のスタンスであればこういった括りは社会を見るときにとても参考になると思います。

彼らが大学に入って青春を謳歌した90年代後半は日本のポップカルチャーが1つの興隆を迎える時期。

ノストラダムスの大予言が世間を騒がせ、デフレと不景気が加速して終末観が漂う一方でモーニング娘。が『LOVEマシーン』で踊り狂っていたなんだかカオスな時代。

インターネットもまだ今ほど行き渡ってはおらず、パソコンはちょっとマニアックな趣味と見なされていました。

そうなると文化と世論を牽引するのはテレビであり、『エヴァンゲリオン』『ファイナルファンタジー』など未だに続いているコンテンツのど真ん中世代。

あくまで見立てでしかありませんが、世代の特徴を分析してみるのも興味深いですね。