2016年7月 8日 16:48
今週のIMAGINAS分析会議では、以下の事例が日経新聞7/4から報告されました。
「高木啓之は、日曜18時半、サザエさんのオープニングが流れるとツイッターで
「今回、私が出す手はグーです」
と呟く。番組最後にサザエさんとじゃんけんするコーナーがあり、そこで活手を予想し、冒頭で発表することを25年続けている。あてずっぽうではなく、過去のデータを分析して割り出したものから手を分析。昨年の勝率は78%だった。
「サザエさんじゃんけん研究会」を立ち上げ、
・3回続けて同じ手を出すことは無い
・パー、グー、と来たらグーを出す確率が高い
・1月、4月、7月、10月の初回はほとんどチョキを出す
などの癖を分析する。また、毎回の手は編集担当者が決めていることを突き止め、編集が変わるたびに癖を探るためにゼロから出直す。
ツイッターでは3400人のフォロワーが彼を見守っている。「放送が続く限り、サザエさんは永遠のライバル」」
谷口は
「好きなこと継続力。自分が好きなものをひたすら続ければ、やがては支持に繫がっていく」
とコメント。
モノが経済を動かす時代が終わり、ストーリーや体験などの「コト」がその主流になったと言われる昨今ですが、さらにそれを突き詰めれば個人への「共感」という共感市場の時代であるとも言えます。
サザエさんとのじゃんけんに自らの頭脳と技術を捧げる高木氏への支持は今後も増えていくことでしょう。