今週のIMAGINAS分析会議では以下の事例が毎日新聞8/23から報告されました。
「就職活動中の学生らの採用方法の一つとして、マージャン大会を取り入れる企業が出始めている。マージャンは頭の回転の速さや勝負勘、運が必要とされ、企業側が学生に求める能力と一致する部分も多い。大会に採用側の社員も参加し、会話などからコミュニケーション能力もみるといい、単なるユニーク採用ではない“真剣勝負”の場になっている。
通信システム機器販売の「スターティア」(本社・東京)が開いたマージャン大会に、女性4人を含む26人の新卒学生らが参加した。マージャンが得意な社員7人とプロのジャン士3人も交じり、計4ハンチャン(回戦)の合計点を競った。社員とプロを除く優勝者には、いきなり最終面接の「内定リーチ(リーチはあと一つで上がりを意味するマージャン用語)」の権利がプレゼントされ、2〜5位は3次面接から、6〜10位は2次からのスタートとなる。
人材採用コンサルティング「カケハシスカイソリューションズ」は、5年前からベンチャーを中心に数社合同で採用の一環としてのマージャン大会を実施している。岩田徹・執行役員は「マージャンにはどうしても『ギャンブル』や『勉強していない』というイメージがつきまとうが、一つの特技とみなせる。」と話している」
谷口は「ギャンブル採用。人材採用コンサルティングは色々なことを考えるな」とコメント。
スポーツで優れた成績を残した学生が一芸入試と同じような感覚で企業に採用されるということはよくありますが、欧米ではビデオゲームが「e-spoots」と呼ばれつつあり、熟練したゲーマーはプロのスポーツ選手並のファイトマネーを得ています。
ではこの先ゲームがうまい学生は企業が積極的に採用するようになるのだろうかとボンヤリ思っていると、どうやら既に麻雀で採用を決めている企業があるようですね。
よくよく考えればビデオゲームも、麻雀もスポーツも全て「プレイ」という動詞でくくることができます。
しかもあるルールの下で優劣や結果を競うという意味では、ビジネスも同じなのかもしれません。