今週のIMAGINASでは、日経新聞から以下の事例が報告されていました。
「アジアのみ開拓市場、モンゴルで首都圏の中小企業が先兵となって事業化に乗り出した。人口300万人強と市場規模が小さく企業の参入が機微仕方が、6月に日本と初の経済連携協定を発酵し、両国のビジネスチャンスが広がった。
一方で、急速な民主化による政治の混乱や財政破綻懸念などのリスクも伴う。大手に先駆けて、ビジネスの鉱脈を探る。
ウランバートルから喜多へ40キロメートルの草原に広がる、オレンジ色の小さな身を付けた木々が茂る平野。
モンゴル原産の果実、「サジー」だ。強い酸味が特徴で、ブルーベリーほどの粒にレモンの約8倍のビタミンCを含んでいるとされる。モンゴルでは身近なフルーツだが、日本では知られていないこのサジーを首都圏で販売する計画が進行中。
商品だけではなく、モンゴルの人材を日本のサービス産業で活用しようと、高齢者の世話をするモンゴル人の技能実習生の受け入れを検討する。
モンゴルは国土面積約157平方キロメートルと日本の約4倍だが、人口は千葉県の約半分の300万人。規模が小さい分、小回りが利く抽象が細やかなニーズに対応できれば開拓の余地がある。」
谷口は「小国にある商機。日米や欧州、中国などとは異なるビジネス感覚が必要になる」とコメント。
Amazonで午前中に商品を頼めば夕方には自宅に届く日本のように、流通がキメ細やかな国では忘れがちですが、いわゆる「フロンティア」と呼ばれる国でほとんどの企業の前に立ちふさがりそして打ちのめしていくのは流通の壁だそうです。
商売の基本は、人類が物々交換の時代から生じていた「場所の移動による価値の違い」。
モンゴルの流通企業と提携している日本の流通企業もちらほら出てきているようで、最初の要はこのあたりの業界に掛かってくるのでしょうか。
そういえば2年ほど前あたりはアフリカが「ラスト・フロンティア」として白熱していたような記憶があるのですが最近はすっかり静かになった印象。
いずれにせよ動向を注視したいところです。