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2017年2月 6日 13:34

科学的な見地で分析した結果は、一つの正解を導き出します。しかし、それ以上に正解は無数に存在しています。恣意的になることを恐れて、一つのエビデンスに依存していては、事業を突き動かすエンジンにはなりません。むしろ、どこにスポットを当てて、社会化させるのかが重要です。社会は人によって構築されています。すると、人がその判断を下す時の決定打はフィーリングです。客観的な事実であっても、結局、調査を行うという主観の中に存在しています。もはや情緒的な判断によって社会は成り立っているのです。つまり、感情が新しい活力を生み出します。まさしく情緒経済学の時代といえます。理路整然と語られるあるロジックも、その場の雰囲気によって説得力が違ってきます。今、世界がますます混沌としていく潮流を感じているのであれば、それが正解となるのです。たとえ、噂に過ぎないことであっても、全体を社会感性として受け止める勇気が必要です。この感性が判断軸となることに気づいた時、一人ひとりの判断を突き動かしていきます。感情を操る術を事業に落とし込んでいきましょう。