2011年9月 7日 15:18
☆食べるのではなく愛でるもの ~秋の七草~
こんにちは、キッチンガーデニストクラブです。
日中はそこそこ暑いのですが、朝晩はひんやり。
すでに秋なんですね。
~秋の七草~、みなさんはご存知でしょうか。
~春の七草~は邪気を払ったり、お正月で疲れた胃を
休めるために、「七草粥」を食べることが慣わしとなり、
時期になると、「春の七草粥セット」なんて
スーパーでも売られていますよね。
一方~秋の七草~は、古来、野の花が咲きはじめる野原を
「花野」といい、花野を散策して短歌や俳句を詠んでいました。
万葉集に残る山上憶良の歌
『萩が花尾花葛花なでしこの花女郎花また藤袴朝顔(ききょう)の花』
に由来するとされ、直接摘んだり食したりするものではなく、
眺めて楽しむのが~秋の七草~とされています。
その七種とは
・女郎花(おみなえし)
・尾花(おばな) ※ススキのこと
・桔梗(ききょう)
・撫子(なでしこ)
・藤袴(ふじばかま)
・葛(くず)
・萩(はぎ)
の七種。「おすきなふくは」という覚え方もあります。
昔から人の身近にあった草花たち。
お住まいの近くやお出かけの先で見つけた七草で、
秋を感じてみてくださいね。
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