今日はBOOK紹介♪
こんにちは、キッチンガーデニストクラブです。
台風が日本列島をなぞるようにして進んでいます。
東京では午前中は雨が降ったり止んだりでしたが、
午後からは雨風が強くなってきています。
みなさん、安全な場所にいらっしゃいますでしょうか。
小さな頃は、台風が来ると、
なぜかワクワクしていたものですが、
それは台風の被害が少ない地域だったためでした。
今回の台風の様子、またこの間の台風による被害を見るにつけ、
台風というより自然の力が人と近くなったような気がします。
今日は、趣を変えて、1冊の本をご紹介したいと思います。
「なにたべた?」
伊藤比呂美+枝元なほみ 往復書簡
中公文庫
です。
詩人の伊藤比呂美さんと料理研究家の枝元なほみさんとの
交換日記の様子が伺える本です。
20年来の友人だそうで、
日々の仕事のこと、人間関係のこと、料理のことが
友達の会話のまんまで書かれています。
枝元さんは料理の仕事、家に帰ってからのごはんのこと、
伊藤さんは3人のお子さんと食べるごはんのこと。
当時FAXでやりとりしていたものが本になっていて、
それが毎日のようにあります。仕事や子育てに疲れているはずなのに、
必ず何をつくって食べたかがもれなく書いてあります。
料理の本は自分で料理をするようになってから
ちらほら手にとりはじめましたが、
写真でなく文字で読むと、その料理の味や香りなどが
浮かんできて、「おいしそう~」と楽しんだり、
「今日のごはん」の参考にします。
2人が食べた料理のレシピもちょこっと紹介されていて、
巻末に枝元さん視点でのハーブやスパイスの使い方なども
わかるのが、料理をするものにとってはうれしいです。
今日がどんなに忙しくったって、辛いことがあったって、
食べることは欠かせないもの。
そしてつくって食べていれば、元気になる。
そういった、人と食の大切さを感じさせてくれます。
機会があれば、ぜひ読んでみてくださいね。
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