研究会ブログ

2015年10月23日 Fri. Oct. 23. 2015

銀座・伊東屋 文房具BETTER LIFE

11月19日文化経済研究会ではゲスト講師に伊東屋5代目社長、伊藤明氏をお招きしています。

銀座に位置する伊東屋は明治37年に創業。111年の歴史を誇っています。

演題は「『書く』は文化を創る 100余年の系譜」。


今夏の思い切ったリニューアルは今まで伊東屋に慣れ親しんでいた生活者の予想を大きく裏切ったのではないでしょうか。

文具に関することだけではなく、旅行鞄、キッチン用品、収納器具など、「遊ぶ」「「旅する」「寝る」など生活シーンにおけるほぼ全ての行動をカバーする商品が伊東屋ならではのセンスで並べられています。

itouya cover.jpg

さて、マガジンハウスから出版されている『銀座・伊東屋 文房具BETTER LIFE』は「何かをはじめたくなる文房具」というコンセプトで万年筆、シャープペンシル、多機能ペン、ファイル、蛍光ペンなど160点の商品が紹介されています。

高級感溢れるペンは、持つだけで頭が冴えて色んな発想が溢れてきそうですし、丁寧な装丁に包まれたノートは持ち歩いていると何か書きたくなってきますよね。

itouya note.jpg

単なる記録用の道具ではなく、知的活動の相棒として「育てる」ような意識がそこに芽生えるのかもしれません。


カードホルダーになるペーパークラフトは、メモ帳に書き留めておいたアイデアや気付いたことを次々に挿していけば、それらのアイデアが自らの意思を持ってお互いに連鎖しあってくれそうに見えます。

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「書く」という行為の発明によって人類は進化したといっても過言ではありません。自分の持っている知識や情報をその場に居ない人に対して伝える、これができたということが、人間が今日に至る繁栄を築けている要因の1つです。

文房具とは人間と動物を区別する象徴なのかもしれません。


講演では、伊東屋リニューアルの狙いや、伊東屋が111年に渡って培ってこられたブランディングについてお話していただけます。

伊東屋は単なる文具店ではなく、「伊東屋」という一つの業態であるという認識を共有されている方も多いと思いますが、

そのようなポジションに自社を導いてきた軌跡はどのようなものでしょうか。


是非、ご講演で伊藤明社長ご自身から語られるストーリーをお楽しみください。

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