研究会ブログ

2018年04月 2日 Mon. Apr. 02. 2018

Forbes JAPAN表紙を飾った柳澤大輔氏が次回セミナーに登壇!


6月7日(木)開催、第94回文化経済研究会では、面白法人カヤック代表取締役CEO 柳澤大輔氏を講師にお招きします。

 

柳澤氏はForbes JAPAN(2017年6月号)の「日本を元気にする88人」のグランプリにも輝き、同誌の表紙を飾るなど、「新たな企業のスタイル」に挑戦するその取り組みによって大きな注目を集めています。

 

氏は1974年、香港生まれ。慶応義塾大を経て、98年に仲間2人とカヤックを設立。代表取締役に就任したのは24歳のことでした。以来、ユニークなWebサービスやアプリなどを世に送り出す「面白法人」として、「つくる人を増やす」を理念に活動。その拠点はWeb系企業としては珍しく、鎌倉に置かれています。

 

面白法人を名乗る同社ですが、そこには「まずは、自分たちが面白がろう。」「つぎに、周囲からも面白い人と言われよう。」「そして、誰かの人生を面白くしよう。」という3段階の思いが込められています。その「面白い」という要素の根源を、柳澤氏は「オリジナルである、他に見たことがない、類するものがない」ユニークさのことだと定義。その表れとして、同社は非常にユニークな取り組みを次々と世に発信しています。以下にその代表的なものをご紹介します。

 

まずは「サイコロ給」。毎月サイコロを振り「基本給×(サイコロの出目)%」が給与に上乗せされる、世界でも類を見ないカヤック独自の給与システムです。人が人を評価することの不確定性を逆手に取り、それならばいっそ天に任せてしまおうというもの。評価というシビアな要素と切っても切れない「仕事」だからこそ、こうした「遊び」の要素を取り入れることが面白法人の核になっていると、氏は述べています。

 

カヤックが世に送り出すアイデアやコンテンツは、全て「ブレスト」(ブレインストーミング)形式の会議で生み出されています。ここで同社が重視している点が、他人のアイデアに乗るということと、とにかく多数のアイデアを出すということ。他者のアイデアに便乗することは、言い換えれば他者のアイデアを認めるということにもなり、これがカヤック社内の「褒め合う風土」を醸成しています。そして数を出すことに集中したとき、人は他者を批判する余裕がなくなるのだそう。これが「面白がる体質」の元になるといいます。これは同社の理念である「つくる人を増やす」にとって、欠かせない要素。またこうしたカヤック流のブレストは、経済産業省や教育機関、大手メーカーなどにも導入されており、社外にも広がりを見せています。

 

下記にご紹介する『空飛ぶ思考法』では、上記以外にも数あるユニークな取り組みや、氏の考え方の一端に触れることができます。

 

 

soratobu.jpg


柳澤大輔著『空飛ぶ思考法』

サンマーク出版 刊

1300円(税別)

 

次回研究会セミナー(6/7開催)では、カヤックが面白法人として、次代に対してどのような視座で取り組みを仕掛けていくのか、その展望をお話し頂きます。


 

研究会ブログ
バックナンバー

▲ページTOPに戻る

お問い合わせ・お申し込み

お問い合わせ・お申し込み

TEL:03-5457-3024  FAX:03-5457-3049

担当:池  bunkaken@jlds.co.jp