研究会ブログ

2017年02月 3日 Fri. Feb. 03. 2017

SPA IN LIFE 美しい日本のスパのかたち

 

弊社ライフデザインブックスから、梶川貴子著『SPA IN LIFE 美しい日本のスパのかたち』が出版されました。
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梶川氏はボストンコンサルティンググループで国内外で経営コンサルタントとして活躍し、日本コカ・コーラでブランドマネジャーとして「爽健美茶」の立ち上げ、ウィンザーホテル洞爺や宮崎シーガイアの再生プロジェクトなどに参画された経歴の持ち主。
本書には、ライフワークとして取り組んでいますスパに対する情熱や、これまでのストーリーが綴られています。
目次
JAPAN EDITION
色、香り、プロダクト、空気感。
日本の美しいコンテンツを生かし、新しいスパシーンを創造する。
THE WAY
スパとの出会いから、「ALL THAT SPA」のブランディングまでをたどるスパジャーニー。
SPA IN LIFE
スパは私たちの生活に何をもたらしてくれるのか。
スパ的なライフスタイルの可能性。
■働く女性に向けて
本書の訴えが最も響くのは働く女性ではないでしょうか。自分の立ち位置に悩み、キャリアやライフワークを見つけようと悩んでいる女性にとっては何かしら共感し得るものがあります。
特に第2章にあたる「The way」では、ベンチャーキャピタル再生のため無理難題を押し付けられ東奔西走する梶川氏が挫折する回想から始まります。
傷心から渡仏後、ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパの破綻を手がける梶川氏。そのなかで、多くの人、スタッフとの巡り合わせが重なりスパに携わる中で、梶川氏と集ったスタッフの変化が描かれます。
「仕事」ということを通じての人生の形成に悩んでいる人全てに共通する葛藤と苦悩、そこからの浮上が描かれており、働く女性にとって一つのモデルシナリオを示しています。
■独自性の作り方
本書は純粋に梶川氏の思いを追求するため、文字だけではなく多くの写真を掲載していますが列記としたビジネス書でもあります。
ビジネスにおいて、独自性の重要性ということはよく言われますが、それがいかにしてなされるかということについても本書は一つの例を提示しています。
既に足元にあったハーブなどの薬草、日本のしつらえや茶道の心得など、オリジナリティの源泉となる「財」は既にあり磨かれることを待っています。
外資系のホテルの参入が昨今相次いでいますが、ハゲタカとも称されるリップルウッドはまず日本の文化や歴史を徹底的に学び、日本以上の日本らしさを打ち出すことでその地域ごとの「独自性」を作るそうです。
瀬戸内リトリート青凪やホテル カンラ京都など、実際に手がけられたスパがどのような財を生かしてコンセプトとしたのかをご本人が執筆されている箇所は、マーケッターにとっても指南の書となると思われます。
■東洋医学とライフワーク
梶川氏は幼少期の頃は体が弱く、毎日学校に通うことも難しいほどでした。
コンサルタントとして社会に出て、マネーゲームに明け暮れることなくスパの伝道師となったのは母が施してくれ、幼少期の自分を救ってくれた東洋医学の教えなどに立ち返り、自分の人生の原点にあったものをそのままライフワークとしたから。
ウェルネスアリーナという社名も、健やかな体を尊ぶ人々が集まる広場になれば良いという願いを込めてつけられたそうです。
自分のミッションを見つけ、全身全霊でもって取り組んだからこそ今がある。梶川氏の生き様や覚悟が感じられる書籍です。
弊社ライフデザインブックスから、梶川貴子著『SPA IN LIFE 美しい日本のスパのかたち』が出版されました。

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梶川氏はボストンコンサルティンググループで国内外で経営コンサルタントとして活躍し、日本コカ・コーラでブランドマネジャーとして「爽健美茶」の立ち上げ、ウィンザーホテル洞爺や宮崎シーガイアの再生プロジェクトなどに参画された経歴の持ち主。
本書には、ライフワークとして取り組んでいますスパに対する情熱や、これまでのストーリーが綴られています。

目次
●JAPAN EDITION
色、香り、プロダクト、空気感。
日本の美しいコンテンツを生かし、新しいスパシーンを創造する。

THE WAY
スパとの出会いから、「ALL THAT SPA」のブランディングまでをたどるスパジャーニー。

SPA IN LIFE
スパは私たちの生活に何をもたらしてくれるのか。
スパ的なライフスタイルの可能性。

■働く女性に向けて
本書の訴えが最も響くのは働く女性ではないでしょうか。自分の立ち位置に悩み、キャリアやライフワークを見つけようと悩んでいる女性にとっては何かしら共感し得るものがあります。
特に第2章にあたる「The way」では、ベンチャーキャピタル再生のため無理難題を押し付けられ東奔西走する梶川氏が挫折する回想から始まります。
傷心から渡仏後、破綻したウィンザーホテル洞爺リゾート&スパの再建を手がける梶川氏。そのなかで、多くの人、スタッフとの巡り合わせが重なりスパに携わる中で、梶川氏と集ったスタッフの仕事と人生に意義を見出していきます。
「仕事」ということを通じての人生の形成に悩んでいる人全てに共通する葛藤と苦悩、そこからの浮上が描かれており、働く女性にとって一つのモデルシナリオを示しています。

■独自性の作り方
本書は純粋に梶川氏の思いを追求するため、文字と多くの美しい写真を掲載していますが列記としたビジネス書でもあります。
ビジネスにおいて、独自性の重要性ということはよく言われますが、それがいかにしてなされるかということについても本書は一つの例を提示しています。
既に足元にあったハーブなどの薬草、日本のしつらえや茶道の心得など、オリジナリティの源泉となる「財」は既にあり磨かれることを待っています。
外資系のホテルの参入が昨今相次いでいますが、ハゲタカとも称されるリップルウッドはまず日本の文化や歴史を徹底的に学び、日本以上の日本らしさを打ち出すことでその地域ごとの「独自性」を作るそうです。
瀬戸内リトリート青凪やホテル カンラ京都など、実際に手がけられたスパがどのような財を生かしてコンセプトとしたのかをご本人が執筆されている箇所は、マーケッターにとっても指南の書となると思われます。

■東洋医学とライフワーク
梶川氏は幼少期の頃は体が弱く、毎日学校に通うことも難しいほどでした。
コンサルタントとして社会に出て、マネーゲームに明け暮れることなくスパの伝道師となったのは母が施してくれ、幼少期の自分を救ってくれた東洋医学の教えなどに立ち返り、自分の人生の原点にあったものをそのままライフワークとしたから。
ウェルネスアリーナという社名も、健やかな体を尊ぶ人々が集まる広場になれば良いという願いを込めてつけられたそうです。
自分のミッションを見つけ、全身全霊でもって取り組んだからこそ今がある。梶川氏の生き様や覚悟が感じられる書籍です。

 

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