憧れのアーティスト
六本木は東京ミッドタウン・ガーデン内にある美術館、
21_21 DESIGN SIGHT
(トゥーワン・トゥーワン・デザインサイト)において
「クリストとジャンヌ=クロード」が開催されています。
(4月6日まで)
そのレセプションにご招待いただきました。
展覧会入口
75歳になられるクリストご本人も来日されており、お元気なご様子。
憧れのクリストを目の前に興奮してしまった私。
周りを冷静に見渡すと、この展覧会を企画され
ご友人でもある三宅一生さん、美術評論家の柳正彦さんのお姿も。
クリスト(中央)と柳 正彦さん(左)、佐藤卓さん(右)
クリスト(左)と招待客
パネル展示風景。手間クリスト。
会場には佐藤卓さん、川上典李子さんをはじめ、
安藤忠雄さん、山本寛斎さん、安斎重男さん、
日比野克彦さん、吉岡徳仁さんなど、
日本のアート&デザイン界でのクリスト人気がうかがえます。
包む行為
クリストとジャンヌ=クロードをご存じないという方に
少しだけご紹介します。
1960年代からクリストと共に活動してきた
ジャンヌ=クロードの訃報が伝えられたのが2009年11月。
2005ニューヨークにてクリストとジャンヌ=クロード
ジャンヌ=クロードは美術家であり、
名プロデューサーであり、奥様でもあります。
クリストのイメージを実現させるためには
なくてはならないパートナー。
「クリスト&ジャンヌ=クロード」として活動を続けてきました。
ドローイング
「囲まれた島々」マイア、ビスケーン湾(1983)
ドローイング
「包まれたライヒスターク」旧ドイツ帝国議会議事堂(1995)
「クリスト&ジャンヌ=クロード」の作品、
包む行為は「梱包」という言葉で表現するのが最適で、
1960年代から始まったこのスタイルは、
日常品から風景の中へ発展していき
「一時的芸術」となっていきました。
許可の交渉から実際の展示まで、
そのプロセスすべてが表現となる創作活動は、
見る人の度肝を抜き、計り知れない感動と記憶を植付けます。
活動の年表です。見えにくいですが、
ブラックラインが交渉期間、レッドラインが展示期間
現在進行中のプロジェクトもありますが、
クリストは精力的に活動されていくそうですので、
今後も世界中から大注目のアーティストとして
活躍されていくことでしょう。
アンブレラプロジェクト
日本でのプロジェクトは1991年の「アンブレラ」。
日本の茨城とアメリカのカリフォルニアで同時開催されました。
観に行かれた方も多いと思います。
残念ながら現地での体感は出来なかったのですが、
18年前の当時を思い返すと、開催日前から
メディアがこぞって取り上げていて、話題になっていました。
写真パネル:「アンブレラ」(1991)
ドローイング:「アンブレラ」(1991)
日本が大好きというお2人。
クリストはお一人になってもパワー全開で、
我々ファンに感動を与え続けてくれることでしょう。
予定外に始まったサイン会。
私もサインいただきました。
ライフ=ワークス=プロジェクト」柳 正彦(著)の内容は
活動の軌跡が満載です。
(kagawa)
クリストとジャンヌ=クロード展
会場:21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン・ガーデン内)
会期:2010年2月13日(土)- 4月6日(火)