ご無沙汰してます。
サーバーの調子が悪く、久しぶりの更新となってしまいました。
そうこうしているうちに、6月に入って、あじさいも咲いて、
だんだん夏らしくなってきました。
そろそろ梅雨入りですかね??
おとといの日曜日、SAMメンバーに教えてもらった
アートイベントに足を運んできました。
その場で作る、オーダーする、作って食べる、みんなで歌う。
相互が作用しながらその場でしかできないモノやコトを生み出す、
体験、共感型の新しいイベントです。(紹介文より)
「D♥Y」という名前にはDIYという意味の他に、
DOとYOUを♥でつなぐという意味もあるそう。
会場は目黒にあるリノベーションホテルCLASKA。
エレベーターの扉が開いた先は、まるでお祭りのようなにぎやかさ。
場内では、独自通貨♥で商品の購入や
イベントに参加することができる仕組み。
1♥=100円です。
活版印刷で名刺をオーダーできるコーナーや
写真をカメラマンが撮影してくれて、
すぐにデザイナーがデザイン&編集して
雑誌にしてくれるコーナーや、マジックショー、
アーティストと一緒に作品をつくることができるコーナーなど、
さまざま。
たくさんこどもたちも参加していて、
ワイワイガヤガヤにぎやかでした。
SAMがご紹介したいのは「amabro」さんが
昨年秋に発表した有田焼きの蕎麦猪口=CHOKU。
今回のD♥Yでは、ほんの少しの傷や汚れのために、
世に出る事を許されなかったCHOKUたちが満を持して登場!
ということで、代表の方にいろいろとお話をうかがいました。
amabroさんのCHOKUシリーズは、
17世紀に有田で生まれたそば猪口の文様と型を
職人によって復刻し、
さらにその上から上絵を施すというもの。
伝統的で、高価な有田の文様の上に、
さらに上絵を施すというのは
従来ではタブーとされていたのですが、
伝統的なものに現代の美意識やこだわりを重ねることで
現代の人にも受け入れられるものづくり、
引き継がれて行く価値観を生み出せるはずだと
現地の職人さんと何度も話し合い、
その交流の中で生まれたもの。
CHOKUはamabroさんのプロダクトコンセプト
ART DE VIVRE-生活の中にアートを取り入れる...
そんな想いが込められています。
わたしも思わず、急須と蕎麦猪口5つ買っちゃいました。
大切に使います!
いろいろお話をしてくださった専務取締役の村上敦志さん。
ありがとうございました!
今後は豆皿を制作する予定だそう。
かつて日本人は膳の上で食事を摂っていて、
小さな膳の上にこそ
日本人独特の美意識があるのではないかと
豆皿という小さなお皿にはその美意識が詰まっている...
日本の美意識や、昔から続いて来た伝統の世界、
日本が守って行くべきもの、
これからの日本のものづくりの在り方、
こんなにすばらしいものがこの国にはまだまだある!
それを生かしながら現代のエッセンスを加えて、
現代人の生活の中に取り入れられるアートを生み出すこと。
あらためていろいろ考えさせられました。
ご興味のある方は是非、ホームページをご覧ください。
普段は美術館やインテリアショップで販売されています。
SAMもがんばります!
(kubo)