4月になりました。もう、春です。
桜もちらほら咲き始めています。
今日は、4月6日スタートの
わたしが今一番たのしみにしている
デザインプロジェクトをご紹介します。
NIPPON VISION 4 accessories
伝統工芸、アクセサリーの展示です。
主催は伊勢丹とD&DEPARTMENT PROJECT。
キュレーションはもちろん、ナガオカケンメイさんです。
「47都道府県の伝統工芸は
アクセサリー作家と出会ってどうなっているか?」
不景気と、日本を見つめ直す様々な政策により、
農業への関心やクラフトへの関心が高まりました。
情報、通信、物流の進化によって、
クリエイションの大都市集中に変化が起こり、
豊かで柔軟なクリエイションへの感性は、
マーケティングや世界レベルの
コミュニケーションなどの技術を得て、
ふる里へ戻っています。
そこで自身が会得したそれらを使って
「新しいなにか」を始めています。
地元に伝え続く工芸を駆使し、
これまでにない斬新な息吹きを吹き込み、
地元を若返らせています。
年に一度、ひとつのテーマで
47の日本を俯瞰で眺め検証する企画
「NIPPON VISION」の4回目のテーマは「アクセサリー」。
都心のファッションメゾンで
バランスのよいクリエイションの視点を得て、
ふる里に戻った彼ら、彼女らが、今、
「アクセサリー」にどんな可能性を見いだそうとしているのか。
若きつくり手たちの等身大の日常にある
衣食住のデザインとともに、
その土地の伝統がどう進化しているのか。
47の日本の個性、伝統と出会った
「アクセサリー」とそのつくり手の日常を、
ぜひ、ご覧下さい。
NIPPON VISION キュレーター
D&DEPARTMENT PROJECT 代表
ナガオカケンメイ
震災にともない開催を見合わせるべきではないかと
考えたということですが、このような時だからこそ、
日本の地方のものづくりを応援する企画は
開催すべきなのではないか、という思いにいたったそうです。
アクセサリーの誕生秘話も楽しめる
公式カタログも発売。
ディスプレイ自体も工夫されているようで
それぞれの県の個性が衣食住をテーマに表現され、
その中心にアクセサリー作品が置かれるよう。
47都道府県の違いを眺めるだけでも、おもしろそうです。
ご興味のある方はぜひ、足を運んでみてください。
NIPPON VISION 4 accessories
2011年4月6日(水)ー11日(月)
10:00ー19:00(最終日は16:00まで)
伊勢丹新宿店本館6階 催物場 入場無料
(kubo)