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2007年11月29日 60歳からのアーティスト
私の武蔵野美術大学の同級生、緑川佳功君から 彼の制作した"切り版画"を送っていただいたので、 早速、オフィスのエントランスに飾らせていただいた。 "切り版画"とは多種多様な紙を切り抜き、それを何重にも重ね合わせることで、 さまざまな表現を行っていく、彼独特のアートである。
写真では分かりにくいだろうが、白い紙を切り抜いた"溝"の下には 赤や黄色などの紙が何重にも積み重ねられている。 緑川君に頂いた作品をエントランスに飾ったことを伝えたら 早速、わが社を訪れてくれて、久々に旧交を温めた。 彼は、J.W.トンプソン ジャパンのクリエイティブディレクターとして活躍し、 60歳のリタイア以降に、作家へと転進した。 彼の歩みは、私たち高度経済成長期にマーケティングや広告の第一線で 活躍したクリエイターたちの新しい生き方のモデルになると感じた。 先般、このブログでも紹介した"キーやん"こと、木村英輝氏もそうであるように 今後、こうした60歳からのアーティストはきっと増えていくだろう。 私も同世代として彼らの活躍に注目したいし、さまざまな形でエールを送りたい。 わが社へお越しの皆さん、ぜひ、エントランスの作品を注目してください。
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