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2007年11月16日 今、生き様が問われている先日、一冊の本が届けられた。 「つっぱり野郎とアーティストたちのロックパラダイス MOJO」。
伝説のプロデューサーであり、今なお絵描きとして活躍する 木村英輝氏のプロデューサー時代を振り返る自叙伝的な一冊である。 先般行われた出版記念パーティにお誘いいただいたのだが あいにく所用で出席できなかった私のために、 後日、送っていただいた...という訳である。 彼とは私が座長を務める京都ブランド委員会を通して知り合った。 以後、いろいろなところでお話する機会があるのだが そのたびに彼の生き様には驚かされる。 彼は、京都市立美術大学を卒業後、美大講師の傍ら 日本で初めてのロックコンサート「TOO MUCH」や 京大西部講堂での伝説的ロックイベント「モジョ・ウェスト」など 数々のロックコンサートをプロデュース。 その後、クリエイティブを核にしたさまざまなイベントの仕掛け人を務め、 2001年、還暦を迎えたのを境に本格的に絵描きの道に進んでいく。 大胆な筆遣いによるふすま絵や壁画は まさに彼の生きてきた人生そのものを表現しているように感じる。 昨年は、図録集「生きる儘 自然の成りゆき」を出版された。
まさに人生とは自己表現そのものである。 彼の作品はもちろん、図録集や自叙伝には、 彼の残してきた功績だけでなく、生き様が描かれている。 だからこそ、見る人を感動させることができるのだ。 こころの豊かさを求められる今日は、生き様が大切なのだ。 今日一日が積み重なって、私たちの生き様になる。 目の前の事に真剣に立ち向かうからこそ、生き様は磨かれていく。 木村氏の作品には、そんな思いを掻き立ててくれる力がある。 ぜひ、機会があればご覧ください。
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