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2008年3月26日 小路の街、京都京都は碁盤の目のように道が交錯している街だ。小路が何重にも交錯して、京都という方丈の街を創りだしている。 まさに蕪村の一句、「ほととぎす平安城を筋違(すじかひ)に」である。
中でも花見小路は、今も祇園の街そのものであり、 京都の風情を楽しむにはうってつけの小路だ。 まずはきざみきつねうどんで有名な「権兵衛」の店構え。 こぶ、かつおのだしに、九条ねぎを細かく刻んでかけた、 いわゆる京うどんで有名な店だ。
こちらはかの「一力」。有名な朱色の塀は、 天皇様の御所が白い塀、町衆が同じ色では恐れ多いと黒い塀、 では祇園は遊び場なので華やかに「朱」ということになったのだとか。 色ひとつにも物語があり、薀蓄がある。歴史の面白さは奥深い。
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