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2008年4月14日 醍醐の花見
花見の習慣は古くからあったが、 現在のように桜が庶民の花見として主役になったのは、 江戸時代からだといわれている。 古くは桃や梅が花見の対象だったようだ。 ともあれ、桜を愛でる花見が歴史上にはっきりと記されたのは、 豊臣秀吉の「醍醐の花見」からだろう。 慶長3年(1598年)に秀吉が京都の醍醐寺において、 秀頼、北政所、淀殿ら近親者と有力諸大名を集めて 盛大に催した花見である。
その「秀吉もすなる醍醐の花見をわれもすなり」と、 先日私も愛でてきた。 有名な枝垂れ桜やはり見事なもので、 日本人の贅沢とはこういうものかと感じ入った。 気になったことがひとつある。 醍醐寺の境内では写真撮影が禁止されている。 また境内内の案内文も日本語のみ。 外国からますますお客様が来る時代に、 もう少し配慮があっていいのではないだろうか。 世界目線で見ればすぐ分かることなのだが。 |