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谷口正和 プロフィール

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2008年4月23日

キッザニア原体験

 


キッザニア1.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 先日、キッザニア東京を運営している

株式会社キッズシティージャパンの

マーケティング部長・関口陽介氏のご案内の元、

今話題の「キッザニア」の中をじっくり拝見する機会を得た。

ご存じのとおり、キッザニアは、

子供たちが実際の職業を疑似体験できる

ユニークなテーマパークである。

コンセプトは「こどもたちの、こどもたちによる、こどもたちの国」で、

楽しみながら社会の仕組みを学ぶ

エデュテインメントタウンだ。

エデュテインメントとは

エデュケーションとエンターテインメントを

組み合わせた造語である。


 キッザニアには、消防士、キャビンアテンダント、モデル、

医師など、 80種類以上の仕事や習い事が用意されている。

道具からユニフォームまで、臨場感たっぷりだ。

写真は消防士となって火事に挑む子供たちである。

 

 子供の時代を人生の視点で見ると、

それは「原体験」の時期であることが分かる。

原体験とは、

「ある個人の人格形成に関して、

大きな部分を構成する初期体験」のことだ。

それは人間の一生において、

子供のころに集中的に現れる。

その時期に、職業という子供たちの人生にとって

いつか現れるものを先行して体験しておくことは、

大きな原体験としてその子の一生に影響を与えるだろう。

未来選択の初期学習である。


 
 CSR(企業の社会的責任)ということが問われている。

企業コンテンツ自体の中にそのCSR性を

内包しているキッザニアは、

21世紀型の新しい企業像ということが言えるだろう。

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