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谷口正和 プロフィール

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2008年5月27日

絶対限界点

 

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どんなことでも、どこかで必ず「絶対限界点」が来る。

それは臨界点よりもさらに外側にあり、

ここまで来たらどんな歴史も成功も必ず反転する。

江戸時代は268年続いたが、そこが絶対限界点だった。

どうやっても延命させることができない。

潮目が反転してしまったのである。

 

今の時代も、絶対限界点が来ていそうだ。

量と規模を追求して、

総量形成をビジネスの目的としていれば

なんとなく全員が生きられた時代が、

今絶対限界点によって反転しつつある。

イメージだけの表層を超え、

拝金主義の金融経済を超え、

もっと踏み込んで、社会と人間の内実に踏み込んでいかねばならない。

 

さすがのクルマ社会アメリカも

新車の売り上げが急激に落ち始めている。

世界の車の流れは、大きな新車から小型車へ、

さらには中古車へと進んでいる。

ファッション界でも、ユナイテッドアローズも、ザラも、H&Mも、

去年の秋あたりから反転の芽が見え始めている。

 

「絶対限界点」の到来を市場も顧客も感知し始めた。

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