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2008年5月28日 パブリック・セレクション
最近わたしはバスに乗るようにしている。 バスは個人用ではなくみんな用の乗り物だ。 都市部の道路混雑はいまや世界的な問題だが、 そのひとつの解決法が「カー・シェアリング」発想だろう。 パーソナル・セレクションからパブリック・セレクションへ、 つまりマイカーからバスへ、電車へ、だ。
バスは大変優れたカーシェアリング・ヴィークルと言える。 立っている時がほとんどだが、 窓から見える町の風景を見るのも楽しい。 ああ、こんな街に住んでいたのだという実感も湧く。
都市部のパブリック・ヴィークルとしては、 このバスとLTR(次世代路面電車)の二つが 基本となっていきそうだ。 道はみんなのもの、私有してはいけない。
パブリック・セレクションの概念は、 乗り物ばかりでなく、広場や公園、 学校や駅のデザインなどにもますます重要になっていくだろう。 オバマ旋風ではないが、 IからWeへのパラダイムシフトが進行しているのだ。
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